高血圧と動脈硬化
生活習慣病である、高血圧と動脈硬化。高血圧と動脈硬化は密接な関係にあります。
体中に血液を心臓から送り出す圧力、これが血圧です。高血圧は、心臓から血管に送り出される圧力が通常よりも強く、負荷がかかり続けた血管がかたくもろくなり、そこに脂質など不要物が溜まりだすなど、動脈硬化が起こります。動脈硬化が起こった血管は、血液の流れが悪くなり、血液を流すために更に強い圧力が必要となります。
高血圧が原因で動脈硬化が起こり、動脈硬化が原因で更なる高血圧になる・・・。高血圧と動脈硬化は、こうした悪循環で悪化していきます。
高血圧と動脈硬化が改善されないと、この悪循環が繰り返されていき、負担がかかっている心臓・血管が、破裂したり血栓ができたりして、心筋梗塞・脳梗塞・脳出血など合併症を引き起こします。高齢者になると、更に老化により動脈硬化になりやすく、高血圧の合併症が発症した場合死亡率が高くなるとされています。
このような高血圧と動脈硬化を予防改善するためにも、生活習慣を改善していきましょう。
まず、食事です。塩分を控え、アルコールも控える。低カロリー低コレステロールを心がける。野菜や海藻類中心にバランスの取れた食事をする。
生活面では、肥満解消、ストレス解消を心がける。睡眠はきちっととる。睡眠不足は血圧を上げてしまいます。ウォーキングなどの軽い運動をして体を動かすことも大切です。
もちろん、病院での治療も大切です。
高血圧と動脈硬化は放置していても治癒することはありません。きちんと自分の症状と向き合って、高血圧と動脈硬化の改善にのぞむことが大切です。