高血圧の分類
高血圧と診断されて、本態性高血圧とか軽症高血圧とか言われて説明をうけたけれど、どういう風に違うのか分類がイマイチよくわからないということはありませんか?
高血圧とひとくくりにされていますが、その原因や状態で細かく分類されています。
高血圧は、血圧の高い原因によりまず2つに分類されます。
遺伝要素や、食生活、生活習慣など複数の要因が重なりはっきりとした原因がわからない本態性高血圧(一次性高血圧)と、腎臓病や血管の病気・内分泌異常などの原因疾患がわかっている症候性高血圧(二次性高血圧)です。
高血圧の原因や、病気の有無により、治療方針・投薬の種類、生活改善などが変わってきます。
そして、次に血圧の高さで分類されます。
軽症高血圧 140~159mmHg/90~99mmHg
中等症高血圧 160~170mmHg/100~109mmHg
重症高血圧 180mmHg以上/110mmHg以上
の3段階に分類されます。
血圧が高ければ高いほど、事態は深刻ですので早急な高血圧改善が必要です。
最後に、血圧の高さとリスク分類で、リスクランクが分類されます。リスク分類は、危険因子の有無により3段階に分類されます。
危険因子が他にない場合は、低リスク。 糖尿病以外の危険因子が1.2個ある場合は、中等リスク。 糖尿病を含めた危険因子や、臓器障害などの危険因子がある場合は、高リスクとなります。更にそれとは別に、収縮期高血圧・拡張期血圧というどちらか片方の血圧だけ高い場合の特別分類があります。
それぞれ原因やリスクの度合いによって高血圧治療の方針が変わってきます。
自分がどのような状態なのかきちっと把握した上で、高血圧改善を目指してください。