高血圧と降圧剤処方

高血圧と診断され、降圧剤は飲まずに生活改善を行っていこうって言われたけれど本当にそれで血圧は下がるのかな?

降圧剤を処方するかどうかは、高血圧の原因や度合いによって変わってきます。高血圧は、血圧の高さによって3段階に分けられています。

軽症高血圧 140~159mmHg/90~99mmHg
中等症高血圧 160~170mmHg/100~109mmHg
重症高血圧 180mmHg以上/110mmHg以上

軽症高血圧と中等症高血圧の方は、まず食事・生活改善指導から治療を開始していきます。数ヶ月の食事・生活改善ののち、血圧が下がらないようならば、降圧剤を併せて処方していくかたちになります。

重症高血圧の方は、直ぐに血圧を下げなければいけないため、その場で入院になったり、すぐ降圧剤が処方され、同時に食事・生活改善が行われます。

軽症高血圧・中等症高血圧の方でも、高血圧の原因が腎臓病や内分泌異常などだったり危険因子などが高リスクの場合、すぐに降圧剤で血圧を抑える場合もあります。

高血圧と診断されたら直ぐに、降圧剤など薬で血圧を下げるわけではありません。高血圧患者の90%以上が、食事・生活習慣の乱れによって引き起こされている可能性が高いので、食事・生活習慣の改善により高血圧改善の見込みが高いのです。

降圧剤ではなく、食事・生活改善からと指導された場合は、まず、塩分・カロリーを控えた食事、肥満解消、軽い運動、ストレス解消、禁煙から始めてみましょう。



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