高血圧と生活習慣

高血圧は、患者数が数千万人といわれ、最も患者数が多い生活習慣病です。大半の高血圧の方は、塩分過多・高カロリーな食生活・運動不足・喫煙・ストレスなどの環境要因が原因で発病していると考えられています。

つまり、食事や生活環境を見直せば高血圧は改善予防できる可能性が高いのです。

では、何を注意したら良いのでしょうか。

まず食生活では、塩分を控える。味付けは薄味にして、塩分の代わりにコショウや香辛料、お酢やレモン・ゆずなどをつかう。塩分が多く含まれる、ベーコン・ハム・干物・漬物・インスタント食品などの加工品は避けるようにする。カリウムが豊富な野菜や果物、海草を中心に摂るようにして、バランスの良い食事を心がける。高血圧は肥満と重なると、合併症の危険度が上がってしまいますので、カロリーを抑えた食事を摂る。アルコールも控える・・・などの対策をとりましょう。

生活環境では、ウォーキングなどの軽い有酸素運動を行う。過度のストレスを貯めないようにする。十分な睡眠をとり、体を休めるようにすることも大切です。

また冬など寒い日は、気温の変化に気をつけましょう。特に外出時や入浴の際などの急激な温度変化は血圧を急上昇させます。

そして煙草を吸われるという方は、この機会に禁煙しましょう。煙草に含まれるニコチンは血管を収縮させ血圧を上昇させます。

高血圧は放置すると、心筋梗塞や脳梗塞、脳出血、腎不全など命に関わる重い合併症を引き起こす可能性があります。症状が軽いうちに、生活習慣改善を行って健康体を目指しましょう。



このページの先頭へ