高血圧の食事レシピに工夫を

高血圧などの生活習慣病患者の食事レシピは、塩分控えめで味が無くていやだと言われる方は多いですよね。

高血圧用の食事だと言われるとそれだけで、不味そうに見えたり・・・。でも、その塩分の濃い食事が原因で高血圧になったわけですから、やはり塩分は控えないといけません。

高血圧用の食事で大切なのは、塩分控えめ・低カロリー・良質なたんぱく質・カリウム・食物繊維を摂る事です。

なんだか難しそうですが、そう難しくはありません。通常作られているレシピを少し改善するだけで大丈夫です。

例えば、塩分。

塩、醤油や味噌を使う場合量を減らしてしまうと、味が薄くなりますが、その分、出汁で味をつけましょう。昆布やカツオブシのうま味成分を有効利用することで、塩分が少なくても美味しい味付けになります。その他、塩分の代わりにレモンやゆずなどの柑橘系をかけたり、コショウ・カレー粉・酢などの調味料に変えたりも有効です。調味料は、塩分が濃いものだけではありません。

低カロリー・良質なたんぱく質は、大豆食品が有効です。豆腐や納豆、豆類はたんぱく質が豊富で、低カロリーなので、レシピの肉の分量を半分豆腐や豆にする事でタンパク質を摂取します。

カリウム・食物繊維は、海草や野菜、果物に多く含まれています。ワカメ・昆布・もずく・大豆・ほうれん草・白菜・バナナ・キウイフルーツ・りんごなどです。酢の物やサラダなどのレシピを活用して摂取するようにしましょう。

無理して味気のない食事を摂るより、高血圧を下げるレシピで充分に美味しい食事が作れます。現在、血圧も正常で健康な方も、予防のために実践してみると良いと思います。ただ塩分を控えて改善するのではなく、ちょっとした一手間でおいしく改善してみてください。



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