高血圧の食事
高血圧の方が注意をしなければいけないのが、食事です。高血圧の方の数割は食事改善で血圧が下がるとされています。
まず、食事面で高血圧の方が注意しなければいけないのは塩分量です。塩分摂取を1日6mg未満に抑える事が重要です。
塩分の取りすぎは血中塩分濃度が上がるため、塩分濃度を調整するために腎臓が水分を血液に送る働きをするため、血液量が増加してしまいます。
調味料の塩・醤油・味噌など塩分量が高いものが多いですが、薄味を心がけていきましょう。
そして高カロリーにならないようにバランスよい食事を採る事も大切です。カリウムは血管を広げる作用があり、血圧を下げるのに効果的ですので、カリウムを含む、ワカメ・昆布・ひじきなどの海藻類や、大豆・ほうれん草・白菜などの野菜類、バナナ・キウイフルーツ・りんごなどの果物類を特に採るようにしましょう。
また、ケルセチンという玉ねぎやブロッコリー、クランベリーや柑橘系に含まれているフラボノイドが血圧を下げる効果があるとされています。更に、動脈硬化などドロドロ血になる症状を解消し、がん予防の効果も望めるそうです。
このような食事改善のほかに、アルコールを控えたり、適度な運動をしたり、肥満解消、禁煙するなど生活改善が重要です。
高血圧は、何も変えない生活のままで放置しても自然に下がるものではありませんので、脳梗塞、心筋梗塞、腎不全などの合併症予防のためにも、食事改善・生活改善に加え、きちんと病院での治療を行うことが重要です。