高血圧の治療

「高血圧なんだけど、治療ってどんなことをしていくのかな?」

高血圧の治療は、まず血圧検査・腎機能などの臓器機能障害・合併症などの診断を行います。合併症などの症状が出ている場合は、血圧を下げるのと共に合併症の治療も平行して行います。

高血圧は血圧の高さにより、3つに分けられます。

140~159/90~99mmHgの軽症高血圧、160~179/100~109mmHgは中等高血圧、180/110mmHg以上は重症高血圧。

それぞれのリスクにあわせて治療は行われていきます。

軽症高血圧の方は、食事・生活改善を数ヶ月行っていきそれでも血圧が下がらない場合、血圧降下剤の投薬治療を平行していきます。
中等高血圧の方は、食事・生活改善を1ヶ月程度行った後、血圧降下剤の投薬治療を開始します。重症高血圧の方は、直ぐに血圧降下剤の投薬治療と食事・生活改善を行います。

いずれも、食事・生活改善を平行していくのは変わらないです。高血圧は生活習慣病ですので、高血圧の治療には食事・生活改善は不可欠なのです。数割の方は、食事・生活改善で血圧が下がると言われています。

高血圧の合併症は、自覚症状がないまま動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞・狭心症・腎不全・糖尿病など生命の危機にさらされるような病ばかりです。

大丈夫だろうと治療せず放置したり、治療で血圧が下がったからといって病院通いをやめてしまったり・・・等の自己判断はしないで、合併症の危険回避のためにも、きちんと治療を続けるようにしましょう。



このページの先頭へ