高血圧とストレス
上手にストレス解消できていますか?
ストレスを溜めてしまうと、体にさまざまな悪影響をおよぼしますから、改善が必要です。
中でも、ストレスと高血圧は密接な関係があります。
人間はストレスを受けると、交感神経が刺激され心拍数の上昇と末梢血管などの収縮が起こり、血液循環をより多く、強くする必要が出てきて血圧が上昇します。更に副腎から血圧に影響がでるホルモンが分泌され、血圧が上昇します。
病院で血圧を測ると、血圧が自宅で測るより高い。なんて方いらっしゃるんじゃないでしょうか。白衣高血圧と言い、病院という場所・医者や看護師の白衣・雰囲気などによって知らず知らず緊張し、体がストレスを感じて血圧が上昇しているのです。
ストレスを受け続け改善されないと、当然血圧が上昇したままになってしまいます。それにプラスして、バランスの悪い食事や肥満、喫煙、運動不足などの要因が重なってしまうと、慢性的な高血圧へ発展します。特に、喫煙される方はストレスを感じると喫煙本数が増える傾向にありますので注意が必要です。
ストレスで、血圧が上昇している状態で、タバコを吸うとタバコに含まれている血管を収縮する作用があるニコチンの影響で、更に血圧が上昇したり、アドレナリン効果で心拍数が上昇してしまうのです。ストレス解消は、体と心を休ませる方法で行いましょう。
高血圧は放っておくと、心筋梗塞・腎不全・脳卒中など取り返しのつかない合併症を引き起こす可能性が高いです。
軽い運動や睡眠などでストレスをうまくコントロールして、高血圧改善をめざしましょう。