塩分と高血圧の関係
「高血圧だと何で塩分を控えなきゃいけないのかな?」
「高血圧改善に何の関係があるの?」
そんな疑問にぶつかったことはありませんか?
塩分は体に必要不可欠ですが、多量に摂取しすぎると体に悪影響をおよぼします。
多量に摂取された塩分は、体の細胞の塩分濃度を上昇させ、細胞内の濃度を一定に保つように塩分が水分を引き寄せるため、血液内に水分が足りなくなり、水分摂取してしまうため血液量が増え、血圧が上昇してしまいます。
腎臓に蓄積された塩分を水分と一緒に排泄するために、更に血圧が上昇します。
そして、塩分には筋肉を収縮させる働きがあるので、血管が狭くなり血液が流れにくくなるため、更に血圧が上昇します。
塩分を必要以上に摂取すると、このようなことが体の中で起こります。高血圧だと塩分を控えなければならない理由がよくわかりますよね。
日本人は、醤油や味噌などの調味料、干物、漬物などの食品など、塩分が多量に含まれているものが中心の食生活を送っていますので、注意が必要です。
また、スナック菓子、レトルト・インスタント食品や外食などでも注意するようにしましょう。
高血圧の方に限らず、1日の塩分摂取量は6mgを目標に抑えるようにすることが大切です。
しかし、先ほども書いたように、塩分は体に必要不可欠な存在です。高血圧に悪いからと極端に塩分を摂らないようにする・・・ということはしないようにしましょう。
そして、塩分以外にも、バランスの良い食事、アルコールを控える、肥満解消、禁煙、ストレス解消などの生活習慣改善を併せて行っていき、高血圧改善を目指しましょう。